小野薬品とブリストル・マイヤーズが開発したオプジーボは癌の薬。
がん免疫療法において世界で初めて明確な薬効がみとめられる薬である
小野薬品工業(4528)オプジーボへの期待(過去記事)

人の持つ免疫系は異物を排除する働きがある。癌は人の細胞の増殖エラー等によって生じる異常繁殖する人の細胞であって他の普通の細胞を装っている。つまり癌は普通の細胞と同じサインを出しており免疫系は癌を敵と認識できない。このためがん細胞は攻撃から逃れていて、どんどん増えてしまうようだ(´・ω・`)

がん免疫療法の考え方は、この偽装を解き、免疫系に攻撃させるそういうもののようだ。

がん免疫療法(がんめんえきりょうほう、Cancer immunotherapy、Immuno-oncology)とは免疫機構の非特異的免疫機構(自然的免疫系、Innate immunity)の獲得免疫系に作用を齎して、異物排除や免疫記憶のより高次の特異的応答を誘導させることにより、病気を治療する方法をいう。広い意味での健康食品の摂取(漢方薬など)から、モノクローナル抗体やサイトカイン(免疫担当細胞の情報物質)の投与、細胞の移入療法、免疫強化療法など多岐に亘る方法が研究の対象となる[1]

オプジーボは最近に日米一般的な肺がんのステージ末期(小細胞肺癌)で適用が認められた。今後も臨床入りして、かなり治験の進んでいる癌も多数あるため次々に癌の適応を得るだろうと予測できる。


下図は日台韓(小野薬品が権利持っている地域)での治験の状況
去年の10月のデータだがなかなかすごい
20160125-003

フェーズ3にまで進んでいるのが腎細胞がん、頭頸部がん、胃がん、食道がん
小細胞肺癌はすでに日本では治験終了、承認までされている
フェーズ2には膀胱がんや卵巣がん、ホジキンリンパ腫
治験中にガンが消えた例もあり患者にとって奇跡のような事も起きている
抗がん剤抵抗性の卵巣がん消失も、「ニボルマブ」の効果を確認、京都大学が報告

フェーズ1
20160125-004


オプジーボの販売は日台韓の製造販売が小野薬品
それ以外のすべての地域の製造販売はブリストル・マイヤーズ・スクイブだ

なのでブリストル・マイヤーズ株を狙うのもありかな
ティッカーBMY(ブリストル・マイヤーズ)の株価