20160130-001


 2016年1月の相場はタフな相場だった。株式投資歴も長いと、このくらいの嵐にはちょくちょく遭遇する。いや遭遇したくはないんだけど。とはいってもやっぱりレアなお宝局面だったといえる。

 昨年の夏に一度経験した中国バブルの崩壊の予兆。それを経験できたんで幸いだったかもしれない。リーマンショック時はサブプライム問題がささやかれて1年ダラダラ下げCDSがヤバイとか、いろいろ言われている中でついにリーマンブラザーズが倒産。GMやシティバンク、AIUといった巨大な会社が続々と破産(あるいは破産寸前)までいった。一年かけてすさまじい下落相場が続いた。今回も本質的には同じと考える。まだ底は見えていない。中国の株価政策は右往左往しており、結論を出せていない。上海などの投機的なマンション価格はまだまだバブル価格である。売れないため高値止まりしているだけで、ほんとうの意味で底を確認できるのはこれら不動産の価格が下がりだす局面だろうと考える。

 さて2月になる。今回発表されたマイナス金利政策はどういったものだろうか。マイナス金利の効果はECBの例を見てもどの程度効果があるかははっきりしない。銀行が日銀にお金をおいておけないので市中に出回る、そういう期待が一部で囁かれているのは確かだし、現実そういうこともあるだろう。ただ日本のメガバンクは投資に関する能力は低いし、たいして期待もできない。不動産が賑わってるのは銀行の能力がバカにされてる証拠でもある。

 ただマイナス金利政策でハッキリ成果があると言える部分もある。通貨安誘導だ。日本で言えば円安誘導だ。この部分に関しては確実だ。円高は日経が大きく落ちている要因の一つである。日本経済は実質内需の国であって円高がわるいわけではない。しかし日本の大企業、なかでも最も競争力のある分野はトヨタ、デンソーといった自動車、工業用ロボットといった産業機械、繊維、化学、といった素材産業である。円高懸念で売られていた銘柄の戻りを狙う戦略、そしてアメリカと日本でシェアの高い企業。中国に深入りしていない企業。これが一番手堅いのではないかと思う。
 
具体的にはトヨタ(7203)、富士重工(7270)、三井化学(4183)、東レ(3402)。このあたりの戻りを慎重にスイングしたい

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